昭和30年代の古家を事務所として利用しておりました物件のリノベーションが
完了致しました。
昔ながらの建物は開放的でコーナーには柱1本で壁は土壁の為、筋交い等もなく
構造としては非常に脆弱ですが平屋でかつ屋根が瓦ではなく板金で軽い事もあり
これまでの大きな地震にも耐えてきたのだと思われます。
今回はせっかくの古家なので思い切って古民家の雰囲気を出して事務所として
再度利用していきたいとのご要望に極力お応えできるよう工夫致しました。
事務所内は以前の名残で部屋を分断するように鴨居が天井よりおりてきており
ましたが、天井を外し勾配天井として古い梁を表し解放感のある事務所へとなり
ました。
また玄関から解放された窓に向かって土間が続き外部からもより開放的な事務所
を演出できているかと思います。
勾配天井へとなりましたが事務所利用の為、LEDの照明をライン状に配置し照度
も確保しております。
玄関ドアも変更しましたが建物雰囲気にマッチしているデザインになりました。